レンズ | HEXANON 1:2.8 f=38mm 3群4枚 |
シャッター | COPAL Bマット特殊プログラム自動シャッター ビハインド式 Bulb,1/30〜1/650秒(無段階変速) Bulb露出は絞り開放 フラッシュ撮影時1/25秒固定 X接点 |
ファインダー | 採光式ブライトフレーム 倍率 0.46 シャッター速度・絞り目盛,露出警告マーク,フラッシュシグナル表示 |
ピント調整 | レンズ全群回転繰出しヘリコイド 回転角 48° 至近距離 1m |
露出調節 | CdS使用のEE機構による自動露出調節 EE連動範囲 ASA100の場合 EV8(F2.8・1/30)〜EV17(F14.3・1/650) (ASA400の時低輝度EV6まで連動可能 |
距離計 | 一眼二重像合致式連動距離計(補色鏡使用) |
フィルム感度設定 | ASA 25〜400 |
大きさ・重量 | 112mm(W)×70mm(H)×51mm(D)・370g |
(外観)
打痕あり(鏡筒傾きあり)、小傷あり。全体的に黄ばみ汚れ。
レンズ内に小カビ、塵混入あり。
ファインダー接眼部に小カビあり。
フィルム室モルト劣化。
電池室の液漏れ痕なし。
(機能)
巻き上げ、巻き戻し正常。フィルムカウンター送り正常。
露出計可動。(但し精度不明)
距離計可動。
セルフタイマ可動。
ヘリコイド可動。
(その他)
部品欠損等なし。
裏蓋を外して、劣化したモルトを除去して、フェルト(習字用の下敷き)に貼り替えました。 | |
写真のように、全体的に黄ばんでいるので、メラミンスポンジで綺麗にし、レンズ、ファインダー共無水エタノールで清掃しました。 | |
全体的な黄ばみを落とすだけで、見違えるように綺麗(主観ですが...笑)になりました。 さてフィルムを入れて...と思いきや、今一度全体を眺めていると、何だか鏡筒まわりが怪しいことに気づきました。 | |
鏡筒が何だか傾いています。 | |
幸いにも、距離・AUTO指標の刻印されているフレームだけで、その他の部分へのダメージは皆無でした。 叩き直して、気にならない程度までにはなりました。 この後、CdSの劣化が判明し交換しました。 |
Konica C35は、距離計の調整を行う際、軍艦部を開けずとも調整できるようになっています。 上下像の調整を行う場合、アクセサリシューのプレートを外します。 | |
こんな感じで外れます。爪で前面からプレートを軽く持ち上げるようにすると外れます。 | |
穴から除くと調整用のマイナスネジが見えます。これで上下像を調整します。 | |
左右像の調整は、フィルム室の中にある真鍮ネジを外すと調整用のマイナスネジが見えますので、それで調整を行います。 |